独立をあきらめて、選んだサラリーマンとしての道

 それまで時間とお金が少なくて、満たされない思いで生活していた自分でしたが、「いつか独立」の夢は捨てきれないでいました。税理士試験を受けにいったのも、当時の会社に社員として所属している時でした。

 あるとき上司から話があり、「君はいつか資格をとって独立するんだね?」と話しかけてきました。そのときの感じですが、「いつかはこの会社を去るんだな」と、気のせいかもしまれせんが、なにか残念そうな気持が聞こえました。

 その時、あ~、自分はここで必要とされているんだ・・という気持が湧いてきて、なにか、とてもありがたい気持になりました。それで、その上司に返した言葉は「いいえ、ここで働かせていただけるまで、ずっといさせてください」と返事をして、それ以来、資格勉強して独立を目指すという夢は、自分からなくなりました。私も言葉に出したからには、責任を持たなければならないと思ったんです。

 最初に勤務した大手製鉄会社と比べようもない、小さな会社でしたが、それでも自分のキャリアを積むいい経験をすることができましたし、多くのことを学んだと思います。ただ、振り返ると自分自身を磨く努力や意識がぐっと少なくなってしまいました。人間なにか目標をもっていないとダメなものです。

 この勤務先では会計マンというよりも、むしろ人事・総務がメインの仕事になってきました。特に人事では、会社を退職・転職していく社員、そして補充のために行う求人手続き、新卒はもちろん、中途採用に応募してくる沢山の転職希望者、そして会社の面接者として人事に関する業務に携わりました。

転職

Posted by ミヤケン